テニスに必要な身体能力

こんにちは、テイラーフリッツbotです。

 

今日のお題は、テニスに必要なフィジカルです。初回の自己紹介で書いたように、僕はフィジカルがひどい選手だったから、対戦相手は基本的に僕より運動ができる人でした。必然、勝つときは運動能力の差を他で補ってたわけです。

なので今回は、「これだけできればフィジカルの差は埋まり、それ以上は鍛えても効果は薄いから他にリソースを割きなさい」という内容にしました。

初回の自己紹介はこち

taylorfritz-bot.hatenablog.com

全ての練習は試合に通じていなきゃいけないので、練習は試合から逆算して行われなければいけません。なのでまず、練習不足が原因となる、試合で絶対にやっちゃいけないことを3つ挙げました。

①呼吸が苦しくなって、走れなくなる。

②つって動けなくなる。

③その他筋肉疲労でパフォーマンスが保てなくなる。

フォームとか球のスピードとか戦略とか考える前に、先にやるべきことがあるんじゃないの?という問いかけです。前にゴリラみたいな人と試合したら、6ゲームで足つってて見てて悲しくなりましたので。

 

①の解決方法は、いたってシンプルです。持久走です。肺活量があれば、呼吸は苦しくなりません。試合を通して息が上がらないのは、身体が楽であるだけでなく、その元気な様子が相手に精神的ダメージを与える副次効果も期待できます。

テニスはストップ&ダッシュのイメージが強く、足の運びが遅いマラソンは実践的ではないと言われがちですが、全然そんなことはありません。むしろ瞬発力をなるべく排除しないと疲労がたまりますから、ダッシュは極力避けるべきです。

 

②について。つりやすい場所って、だいたいふくらはぎですよね。なので僕は、積極的にそこ狙ってフィジカルをつぶすプレーを混ぜます。

ふくらはぎがつる原因は主に2つ。よくダッシュとストップが激しいことと、オープンスタンスで片足に体重をかけて打つことです。後者については、フォームの問題なので各自でクローズドも打てるようにしてください。

前者について、急なダッシュとストップを減らす方法を2つ紹介します。反応を早くすることと、5m走を鍛えることです。反応は、アジリティで向上します。5m走は、ひたすら5m走ってください。

どちらも、初速の向上とゆるやかな減速に役立ちます。50m走が遅い人でも、簡単にカバリング力をひっくり返せますよ。

 

③については、とりあえず3セット持つくらいを想定しますと、腕立て30回、腹筋30回、背筋30回×2セット!ができれば、なんも問題ありません。それより、使われていないもったいない筋肉が山ほどあるので、身体の仕組みを知って必要に応じて呼び覚ますだけで、事足りる場合が多いです。

 

がむしゃらにトレーニングするより、目的を達成するためにトレーニングしてください。意識性は、効果をより高めます。スポーツは、けっこう頭脳戦なんです!

五感を使って予測する

こんばんは、テイラーフリッツbotです。

 

だいぶ久々になりました。空けてしまい、申し訳ありません。

 

今回のテーマは、予測です。なんとなく予測がうまくいってる人も、全くコツがつかめない人にも、ロジックを理解してもらおうという趣旨です。

 

というわけで、どっからどんな情報を得ているのかをざっくり並べていきたいと思います。ちなみに、五感と言ってますが、視覚・聴覚・触覚・第六感です笑。まとまりがいいから1つ盛りました(^◇^)

 

では順番に、視覚から。

人間は受容する情報の7割を目から得ると言われているように、テニスにおいても視覚から得る情報が一番多いように思います。ただ、視覚しか使ってない人が大勢いるようなので、他の受容器もぜひ使っていただきたく、今回こんな記事にしました。

 

さて、コート上であなたは、何を見ていますか?

自分が打った球の軌跡・コートにおける自分のポジション・相手が走って構えて打つまで・打ってからどこに飛んでくるか・回転は何がどれくらいかかっているのか・バウンド後はどのように跳ねるのか etc...

 

いっぱいありますが、今回は予測がテーマなので後ろの4つのついて書きます。長くなりそうなので、視覚だけで終わってしまいそうです。

1球打つだけでも、情報はたくさん読み取れます。

オープンスタンスが多かったら、スピン多めでフラットを打つのは苦手なのかな、じゃあ、高めの打点で打たせてみよう。軸足に全体重かかってるようだったら、しつこく低いとこ狙い続ければつらないかな。

コースの内打ち分けはどこを見ればわかるだろうか。つま先の向き・頭の向き・打点との距離感・膝の曲げ具合等々。ちなみに、過去に視線からコースを読み取ろうとしたことがありますが、視力が足りなくて諦めました。笑

球種はいつわかるだろうか。いつ構えるのか・グリップの持ち替えはいつか。ラケットはどこから出ているのか。

あとは、トリッキーなショットを打ちたいときに急にいたずらするような顔をする人が、時々いますねwww

 

ボールを打たれてから見るべきポイントは

球の初速・回転の種類・回転量です。ここから、経験に基づいて落下位置とバウンド後の変化が割り出せるようになります。

 

さらに見ておくといいのは、打ったあとの相手の動きです。硬直時間が長かったり、身体の向きを90度変えて走っている人は、逆を突かれると結構弱いです。

 

文字に起こしてみると大変そうに見えますが、普段から意識していることも多いのではないでしょうか。やっぱり長くなってしまったので、続きはまた次回ということで。

両利きになろう

こんばんは、テイラーフリッツbotです。

 

今日は結論を最初に書きました。

 

テニスをたしなむ読者のみなさま、両利きになりましょう。

右利きの人は左手で。左利きの人は右手で。テニスできるようになってください。

 

バックハンドが打てるようになる必要は全くありません。フォアハンド・フォアボレー・サーブ・スマッシュ。それなりに狙ったところに打てれば合格です。

 

 

たぶん、思ってる以上にメリットが多いはずです。

今からつらつら記していくので、なにかしら納得してもらえたら嬉しいです。

 

 

じゃあ、メジャーなとこから。

①バックがうまくなる

両手打ちの人にはわかりやすいですよね。某バスケ漫画風に言うなら、「右手は添えるだけ」みたいなやつです。(右利きと仮定しています)

 

たぶん共感してもらえないと思いますが

②試合で左手が使える

モンフィス選手や、現伊達公子選手は、球際で左手で返球することありますよね。僕自身、バックのハイボレーがいつまでもネットを超えてくれなかったので、左手に持ち替えてスマッシュを打っています。

 

あと、最初に逆手で打って途中で持ち替えたら、初見の人を驚かせることができます。笑

 

 

この辺から大事です。

③利き手が上達する

ちょっと長くなりますが、身体の構造と絡む珍しいお話です。

 

競技の特性上、どうしても利き手が太くなりやすいです。が、それは両腕の対称性を崩す行為であり、消費するエネルギーや酸素の偏りから身体に無理をさせていると、スポーツ医学的に言われています。

 

なので、個人差ありますがある程度から利き手が成長しにくくなります。身体が、左右のバランスを取るためにストップをかけるんです。出る杭は打たれるんです。

その解決策が、逆手を鍛えるという方法です。利き手の上限値を底上げするのだと思ってください。

 

 

最後に

④知性が上がる

右脳と左脳の話です。

右脳は体の左半身とつながっており、感覚・フィーリングに長けております。左利きに天才肌が多いのも、これが理由だと言われております。

一方の左脳は右半身とつながっており、論理性に長けております。

 

これをテニスとどう結びつけるのかと言いますと、両利きになることで双方の長所を享受できるようになります。

ボールを打った時に、「今の感覚よかった!」がメソッドとして自分が消化できる形で落とし込めたり、逆に毎回思考していたものを感覚として身体に溶け込ませることができるんです。「膝はこの向きでこれくらい曲げるのがよかったな~」みたいなことを、いつまでも考えなくてよくなります。

 

 

反論はあると思いますが、僕は「感覚派」と「理論派」は相反するのではなく、共存していくものだと思っています。より自分を深く広く知ることで、オリジナリティあるテニスを磨いてください。

 

フォアは本当に速いのか

こんばんは。テイラーフリッツbotです。

 

今日は、見るからに具体的なタイトルですね!これからもなるべくこんなタイトルがいいですよね!

 

というわけで、今回は勝手な思い込みで自分の選択肢を狭めている人にとっても便利な作戦をお伝えします。

 

 

試合中、サービスゲーム2ポイント目。回り込まれて、フォアで気持ちよくリターンをぶち込まれた経験はしたことある人多いんじゃないでしょうか。

 

 

あ、やべえ。相手、フォア強いぞ。(※右利きと仮定しています)

 

フォアを打たせたくなくて、どんどんバック側に厳しい球を打ち、リスクが高すぎて自滅した経験は多いんじゃないでしょうか。

 

実は、回り込みフォアは速い球をけっこう打ちやすいんです。地面を蹴りやすいし、身体も回りやすいしでパワーめっちゃ乗ります。

 

なので、そういう相手はフォア側に振ってみましょう。使う筋肉が全然違うため、回り込みと比べてだいぶ威力が落ちた球が返ってきやすいです。

人によっては、返球すら怪しいです。極端に聞こえるかもですが、いっぱいいますよ。

僕の知ってる範囲では、振られたときにより剛速球をはなつ選手はジョコビッチ、デルポトロ、ベルダスコくらいです。

 

それくらい、一般的に劣りやすいショットなんです。

 

なので、回り込みフォアが得意じゃない人は、身体の使い方を意識してみてください。

回り込みフォアに自信がある人は、振られてもいい球返せるよう頑張ってください。

 

 

 

 

・・・・・・え?どうやるのかって?

 

仕方ないですねえ笑

 

 

 

筋トレしてください。

 

 

 

筋トレ。

 

右に振られたときの対処がへたくそな原因は、足腰と体幹が弱い場合がほとんどです。軸がぶれちゃうんですねー

 

自分の体の右側にしっかり壁を用意できれば、しっかりスイングできます。しっかり。

 

右足できちんとふんばるために、片足で屈伸するとか、普通にスクワットするとか。

あとは、上半身をそれっぽく鍛えておけばまず間違いないです。

 

足の運びや打点は、いろいろ試して調節してください。

 

うん、我ながら良記事でした。

結果があれば、必ず原因があるんです

こんばんは。テイラーフリッツbotです。

 

初回からテニスっぽくないタイトルで嫌になりますが、初回だけです(たぶん)。

 

今回の記事は、どちらかといえば教育者向けですが、個人のレベルで実践出来たらそれがベストです。ぜひご一読ください。

 

 

昔からずっと思っていることですが、テニスの指導者は非常に言葉足らずです。

「足動かせ」

「膝曲げろ」

「考えろ」

「違う、そうじゃない」

 

だいたいこの4つで指導してる感を醸し出してきます。後半2つは人間否定しているのでとりあえず放置しまして、前半2つを題材にしていきたいと思います。

 

よくわかんないけどフットワークを細かくしてみたら、ちょっとよくなったのか「それだ!」と言ってもらいました。

膝曲げたらショットがよくなりました。

 

でも、そもそも何が原因で何が解決したのか、よくわからないですよね。とりあえず手段を与えられたから実行したら、うまくいきました。次回同じアプローチでうまくいくかは、よくわかりません!

 

というのが、一般だけでなくトーナメントクラスのジュニアですら当たり前だったりします。

 

膝を曲げることで何が改善されたのか。これまでのフォームにはどんな問題があったのかをきちんと示してあげないと、上達した気分になるだけで、何も変わりません。

 

なぜうまくいかなかったのかと、なぜうまくいくようになったのかを伝えてあげることで、試合中に崩れても立て直せる選手に近づいていくのではないかと思います。

 

 

原因を知ることで、物事の見方が劇的に変わる事例は山ほどあります。次回からは、それらをじゅんぐり紹介していきたいと思います。

初めてのご挨拶

初めまして、テイラーフリッツbotです。

基本的にはTwitterでのみの活動なので、このブログをご覧になっている方は、普段からお世話になっているかと思います。

が、初回なので自己紹介と、このブログのコンセプトをお話したいと思います。

 

・自己紹介

身長:171cm

体重:だいたい60kg

握力:右40kg 左40kg くらい

50m走:最高タイム7.7s(本当です)

腕の太さ:原宿ガールといい勝負

 

ジュニアの頃のの主な戦績

~小学生時代~

福岡県大会ベスト8(シングルス)

全国小学生大会神奈川予選の部8位(シングルス)

~中学時代~

東京都新人戦ベスト8(ダブルス)

毎日テニス選手権16歳以下ベスト16(単複共に)

シルクカップ16歳以下ベスト16(シングル)

~高校時代~

毎日テニス選手権16歳以下ベスト16(ダブルス)

東京都私学戦ベスト16(シングル)

東京都私学戦ベスト8(ダブルス)

 

・ブログコンセプト

このブログでは、偏差値60のテニスを目指して様々なコンテンツを、様々な角度、表現を用いて解説していきます。

特別な身体能力や、地獄のようなトレーニングを必要とせず、最小の労力で最大の効果が出せるような練習、戦略を論理立てて説明します。できている選手には物足りない話もあるでしょうが、そのような部分は強みだと認識し、次のステップへ進むようにしてください。

ただ、唯一必要な才能は、反復を嫌わない精神です。テニスは長い試合をいくつもこなすハードスポーツなので、2時間の練習でちょっとうまくいったからって、実践に耐えられるものではないと、断言します。その日のコンディションが良かっただけかもしれませんので、ぜひ繰り返すことをお勧めします。

もちろんこれが唯一無二だと言うつもりは毛頭ありませんし、実践するのは読者のみなさんなので、合う合わないはご自分で判断してください。

 

では、本日はこれくらいで失礼します。次回から、少しずつコンテンツを配信していきます。メルマガ登録などは行いませんので、ご安心ください。笑